目次
退職代行サービスの沿革
退職代行プロ編集部で、退職代行サービスを提供する事業者の種類や、特徴を網羅的・多面的に分析をしてカオスマップを作成してみました。
退職代行に興味を持つビジネスパーソンはもちろん、起業家、投資家、コンサルタント等、市場全体の構造を知りたいと考えの方もぜひ参考にしてください。
まずは、退職代行サービスについて簡単に解説をしています。
退職代行サービスの発祥
退職代行サービスとは、依頼者に変わって退職の連絡を代行してくれるサービスのことです。依頼者は会社と一切やり取りをすることなく、自分で辞めるよりもスムーズに退職できるという点で人気を集めています。
ハラスメントを行う上司が問題視される現代社会で、多くの若者(20代〜30代前半)から注目されています。
そんな退職代行サービスの発祥は約20年前となります。最近誕生したイメージの強いサービスですが、実は昔からあるサービスなのです。
「退職代行ニコイチ」を始めとした電話代行業を行う企業が「総合電話代行サービス」の1つとして退職や内定辞退の連絡の代行を提供し始めたことがサービスの始まりです。
退職代行サービスのブーム
一昔前までは、知る人ぞ知るサービスだった退職代行を注目させる事になったキッカケが「退職代行EXIT」の誕生です。
同社は、電話代行業の中の1つであったサービスを「退職代行」として切り離し「退職代行サービス」を確立したのち、有名テレビ番組や雑誌などのメディア出演を繰り返すことで退職代行を世の中に広めました。
まさに退職代行ブームの火付け役とも言える存在です。
現代の三大退職代行業者
退職代行の発祥である「ニコイチ」、火付け役である「EXIT」、に「退職代行SARABA」を加えた3社が現代の退職代行業界の三大業者となっています。
なぜSARABAの人気が高くなっているのか、理由はサービスの提供価格にあります。
EXITが人気に火を付けた2年ほど前までは、退職代行サービスの料金相場は約5万円でした。
どんなに退職連絡を自分ですることが嫌でも、5万円は中々払えない。そこで注目されたのが当時3万円でサービスを提供していた「SARABA」でした。
実績と信頼性のニコイチ、知名度のEXIT、低価格のSARABAという三大業者が出来上がり、今現在もその勢力は変わっていません。
多様化する退職代行、サービス内容別カオスマップ
元々は有名業者数社で牛耳られていた退職代行業界でしたが、ブーム到来以降新たなプレイヤーたちが多数参戦しています。
「辞めるんです」や「退職代行jobs」、「わたしNEXT」、「プラスサービス」など、今までの人気業者だけでなく、新たに注目され始めたサービスも増えてきました。
提供業者が増えたことで、退職代行業界に行った変化が「企業独自のサービスの強化」です。
※マップを引用する際は退職代行プロへのリンクを記載ください。
現在、料金や実績、ディスカウント、転職支援など退職業者が自社のサービスを独自の方向に尖らせています。
上記マップでは、退職代行サービス以外の付加価値をわかりやすくまとめています。
利用料金や対応時間、実績件数などあなたにとっての「こだわりの条件」を満たす業者を上記の画像を参考に調べてみると良いでしょう。
以下で、重要な項目を解説しています。
利用料金
上記の通り、2年前までは退職代行サービスの平均利用料金は約5万円でした。
しかし、低価格でサービスを提供する業者の参入や既存業者の価格改正を経て、現在の平均利用料金は約3万円に落ち着いています。
平均価格よりも安くお得に利用したいとお考えの方は、27,000円以下の業者に絞って探してみると良いでしょう。
営業時間
公式サイトにて24時間365日対応と記載している退職代行業者は多数あります。
しかし24時間365日対応と言っても、完全に24時間営業をしている業者は少ないです。ほとんどの業者は、「深夜もできる限り対応」、「24時間メール申込み可能」であることが大半だからです。
当サイト編集部では、「実際に利用をする」、「運営会社に問い合わせ、確認をする」といった方法を使い、完全24時間対応の業者のみをまとめています。
遅い時間に退職を決意した方は、完全24時間営業のサービスを利用するようにしましょう。
実績数
退職の申し出は「代行や伝達」であったとしても、基本的には有効となります。そのため退職成功率が100%であることはさほど重要ではありません。
どちらかと言うと、どれだけの件数をこなしているのかの方が企業の信頼性を図る上で大切になります。
当サイトでは、多くの企業の実績を調査・分析した結果5,000件以上の実績があればトップクラスであると判断をしています。
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fa-link関連リンク退職代行で即日退社するための条件と注意点!即日対応可能な業者を一覧で紹介
弁護士・労働組合の参入、提供事業者別カオスマップ
退職代行ブームによって参戦したプレイヤーは一般業者だけではありません。
現在、弁護士や司法書士などの専門家、労働組合も退職代行サービスを提供しています。
※マップを引用する際は退職代行プロへのリンクを記載ください。
退職代行サービスを提供する一般業者、労働組合、法律事務所の違いを簡単に表にまとめています。
一般業者 | 労働組合 | 法律事務所 | |
---|---|---|---|
退職の意思の伝達 | ◯ | ◯ | ◯ |
有給休暇や残業代、未払い賃金いの請求・交渉 | - | ◯ | ◯ |
裁判の代理人として、損害賠償請求に対応 | - | - | ◯ |
一般業者にできることは「伝言」のみであり、どうしても法律で制限された「請求・交渉」「裁判の代理」などの行為は行うことができませんでした。
しかし法律専門家や労働組合が参入したことで、利用者は退職連絡のほか残業代・給料の請求や有給休暇の交渉を依頼できるようになりました。
実際のところ「伝言」を伝えるだけで退職にも、給料の支払いにも、有給休暇の消化にもOKを出してくれる企業は多いため、絶対に労働組合や法律事務所でなくてはいけないということはありません。
自身の状況と照らし合わせながら、業者選びをすることが大切です。
退職代行業者のほか、退職のアドバイスや転職のサポートを無料で提供してくれる退職支援サービがあります。退職連絡の代行はしてくれませんが、辞めるべきかの相談をしたい人はこちらの退職支援を利用してみるのもいいでしょう。
一般業者の退職代行サービス
一般業者による退職代行サービスは「価格が低いこと」や「営業時間が長いこと」、「退職代行以外のサービスが豊富なこと」などが特徴となります。
法律で制限された「請求・交渉」「裁判の代理」などの行為は行うことができませんが、手軽に会社を辞めるのであれば、一番利用しやすいサービスでしょう。
人気の退職代行業者について知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
fa-link関連リンク退職代行サービスおすすめランキング!人気業者39社を徹底比較【いますぐ辞めたい方必見!】
労働組合の退職代行サービス
労働組合は一般業者よりも業務範囲を広めた退職代行サービスを提供しています。
一般業者との違いとしては、具体的に「退職日の調整」や「未払金や有給休暇の支払い要求」、「損賠賠償の不服申立て」などをできることが挙げられます。
利用者は団体交渉権を持つ労働組合の一員となることで、一般業者にはできない業務を依頼することができるのです。
労働組合が提供する退職代行サービスもありますが、SARABAのように自社で組合を持ち、退職代行の実行だけを労働組合として行っている一般業者もあります。
法律事務所の退職代行サービス
法律事務所が提供するサービスは「一般業者」や「労働問題」が対応するサービスよりも、さらに業務範囲が広いです。
とくに、弁護士は法律家だけが行うことができる業務の全てに対応することができるため、制限なく対応をすることができます。
伝言を伝えることができる「一般業者」、対等に意見することができる「労働組合」、専門家として請求・交渉することができる「弁護士」と捉えておくと良いでしょう。
fa-link関連リンク弁護士による退職代行サービス9選!労働問題のプロがあなたの悩みを解決!
退職代行サービスのカオスマップへの意見について
退職代行プロでは、カオスマップへのご意見お待ちしています。
退職代行サービスのカオスマップについて「抜け漏れ」や「訂正」、「掲載希望」のご相談がありましたら「問い合わせページ」よりご連絡ください。
また、マップ作成のため各社・サービスのロゴを使用させていただいております。問題のある場合にはご連絡いただければ速やかに削除等対応いたします。
退職代行サービスカオスマップの取材協力者情報
カオスマップ内で紹介をさせていただきました退職代行サービスの紹介をしています。
下記リンクより、公式ページへ移ることができますので、「より詳細な情報を知りたい人」や「申込みをしたい人」はぜひ参考にしてください。
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