仕事を辞めたいと考える人の中には、精神的な疲労(うつ病)を理由とする方も多くいます。
本記事では、そんなうつが原因で退職を考えている方に、退職代行サービスの魅力をお伝えします。もちろんすべての方に利用をオススメできるわけではないので、どのような方が退職代行サービスを使うべきなのか順を追って解説します。
また、実際に退職代行業者を利用する際の注意点も解説しているので、これから業者を選ぼうとしている方もぜひ参考にしてください。
目次
うつ病で退職をする人の現状
うつ病が原因で仕事を辞めたいと考えている人は多数います。
画像引用:過去1年間にメンタルヘルス不調により連続して1ヶ月以上休職又は退職した労働者がいる事業所の割合
厚生労働省の発表によると、メンタル不調を理由に休職または退職する方が、社内に1人以上がいる事業所は大企業で7〜9割、中小企業で1〜6割程度あるとされています。
現代では、うつ病を理由に退職を考える人は決して珍しくありません。
なんとなく会社を辞めたいと感じているあなたも、もしかするとうつ病の症状があるかもしれません。
退職代行を使う前に!うつ病の症状をおさらい
退職を考える前に、自分にうつの症状が出ていないかをまず確認しておくといいでしょう。退職代行を使うべきかなど、このあとの対処法を判断するうえで、重要となります。
仕事における、うつ病の症状は以下の通りです。
仕事におけるうつ病の症状
- ちょっとしたミスが多くなる
- 自然と社員との会話を避けるようになる
- デスク周りが片付けられなくなる
- 電話にストレスを感じる
- わけもなくイライラする
- 強い眠気に襲われる
- 遅刻や当日欠勤、サボりが増える
- 集中できず、離席が増える
上記のほかにも、「楽しい気持ちになれない」、「眠れない」、「疲れが取れない」など一般的な症状を加味したうえで自分がうつ気味なのかを判断しましょう。
自分で判断できないと感じた場合は、大事を取って医療機関を利用することも大切です。
うつ気味になってしまったときの対処方法
自分がうつ気味であることがわかった方は、改善のためにアクションをする必要があります。
本記事では、うつ病の方に退職代行の利用をオススメしていますが、必ずしも辞めることが最適ではありません。あくまで辞める場合の手段・方法として退職代行が適しているのであり、安易に退職の選択をすることは好ましくありません。
端的に説明すると、対処方法は「仕事しながら治す」か「お休みして治す」か「退職して治すか」の3つです。
以下で、うつ気味になってしまった場合の対処方法を紹介しているので、自分ができそうな方法を判断するようにしましょう。自己判断ができない場合の手段として、医療機関を受診する方法があります。
精神科、神経科、心療内科がうつ病の相談・治療を行っているのでこれらの診療科を受診するようにしてください。
1.仕事をしながら改善に努める
うつ(ストレス)の原因を解消することができれば、仕事を休む必要も辞める必要もありません。
仕事においてストレスの原因とされるポイントは以下の通りです。
仕事におけるストレスの原因
- セクハラ・パワハラ
- 人間関係のもつれ・いじめ
- 長時間労働
- 過度な期待
- 厳しいノルマ
- 能力不足・他人との比較
- 仕事内容が合わない(適性がない)
もし、自分が嫌だと感じる要因がハッキリしており、改善のために努力する気力があるのであれば、自己解決を試みるのも一つの手段でしょう。
「所属配置や短時間勤務が許され解決できるケース」や「自身のスキルが高まり解決できるケース」、「会社の制度や特定の人物が改善するケース」など、自らの手で働きやすい環境に変化させることも可能ではあります。
ただし、無理をしすぎて押しつぶされてしまわないように注意しなければいけません。
2.仕事をお休みする(休職する)
自分がうつ気味であると感じたときに、会社を休んで休養することもできます。
休職する際、一般的に会社に医師が発行した「診断書」を提出することになるので、まずはかかりつけの病院やクリニックに相談しましょう。
次に、上司にアポイントメントを取り、発行された診断書を提示しながら、うつ病により療養の必要がある旨を伝えましょう。
上司が診断書を受け取ってくれないのではないかと不安になっている方もご安心ください。会社は労働者に対して安全配慮義務を負っています。診断書が出ており、会社に伝達したのに関わらず適切な対応を取らなくては義務違反となってしまいます。人事を担当する方であれば確実に知っている内容ですので、基本的には休職が認められるはずです。
あとは、会社が定める休職申請の書類を作成し、提出すれば仕事を一定期間お休みして療養に専念することができます。
3.仕事を辞める(退職する)
最後の手段として、会社を辞めて療養する方法があります。
ストレスの原因が特定の人物であったり、変えることができない社風である場合は仕事を辞める判断が必要になるでしょう。
退職は労働者の自由であるため、休職と違って医師の診断書などは必要ありません。ただし、後述で解説しますが、医療機関を利用して診断書はもらっておくべきです。
退職の申請は上司に意思を伝えることで完了します。あとは退職届を準備し、有給休暇を消化して退職日を迎えるだけです。
一般的な企業であれば難なく退職できますが、会社の状況や上司の性格、あなたの性格によっては思うように退職の話を進まないことがあります。そこで便利なのが退職代行サービスです。
うつ病の方に退職代行がオススメの理由
もし、仕事を辞める選択をするなら、方法として退職代行がオススメです。
理由は以下の3つが挙げられます。
引き止めに押し負けてしまう心配がない
退職代行を利用した場合、会社との連絡はすべて業者のスタッフが担当してくれます。
退職の自由は労働者の権利として定められており、会社は通常申し出を断ることができません。しかし、モラルのない上司の場合強引に引き止めを行ってきたり、口手八丁でなんとかあなたを会社に止めようとします。
とくに、心身ともに疲労しているあなたは、簡単に丸め込まれてしまうでしょう。
一方、退職代行業者(第三者)からの連絡であれば、むやみに引き止めをすることはできません。環境改善などの提案をされたとしても、担当者を介して連絡することで意思がぶれてしまうこともないでしょう。
即日退職できる
法律により、申請をした2週間後に退職ができることが定められています。
2週間を有給休暇消化をしたり、病欠をすることで実質即日退職することも可能です。とくに、即座に療養をする必要がある方にとっては即日退職できるかどうかは非常に重要なポイントとなります。これらの要望は労働者として当然の権利なのですが、対面で通すことは難しいでしょう。
あなたが申し訳無さから引いてしまう可能性もありますし、上司がかたくなに条件を飲まない可能性もあるためです。
しかし、連絡を代行してもらえば、上司に萎縮してしまうことはありません。退職代行を利用する方のほとんどが、自分の要望を曲げることなく、即日退職に成功しています。
退職連絡のストレスを避けることができる
退職を上司に伝えることは誰だってストレスを感じます。
健康な状態の方であれば、それでも我慢して自ら進言しますが、自分がうつ気味であると感じており、大きなストレスを抱える方にとってこれ以上の負荷を心にかけることは危険です。
即日退職できることや、引き止めの心配がないことはもちろんですが、自分で連絡をするストレスから開放されることも退職代行を利用する大きな魅力です。
うつ病の方が退職代行を使う際の注意点
うつ病の方が仕事を辞める際に退職代行を利用することはオススメですが、退職代行業者の選び方には気をつけなければいけません。
退職代行業者には、「一般企業」と「弁護士事務所」と「労働組合」の3つの運営種類があります。
一般企業が運営する退職代行サービスでも、退職はできますが会社との交渉を行うことはできません。
うつ病が原因で退職を行う方は、労働問題に直面しているケースが多く、単純に会社を辞めるだけでなく会社に対して様々な請求を行える場合があります。具体的には以下の請求です。
うつ病の方が会社に請求できるもの
- 労災申請
- 病院を利用した治療費
- 原因となったハラスメント・いじめなどの慰謝料
治療費や慰謝料までの請求を行うのであれば、「弁護士事務所」もしくは「労働組合」が運営をするサービスを選ぶ必要があります。
人気のサービスについては以下リンクを参考にしてください。
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退職代行でよくある質問をQ&A形式でまとめています。疑問をお持ちの方はぜひ参考にして下さい。
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