朝起きて、仕事にいかなくてはいけないとわかっていても体が拒否反応を起こすことがあります。
原因は様々ですが、仕事の何かしらに対してストレスを感じているからです。
本記事では、拒否反応が出る原因から具体的な症状、効果的な対処法を解説しています。
仕事への拒否反応が出る7つの原因
人によって拒否反応が体に出る原因は様々ですが、代表的なものを8つ紹介します。
以下のほか、本当にささいなことでもその人によっては大きなストレスとなることがあります。まずは自分のストレスの元を探してみてください。
1.業務量の多さ、業務時間の長さ
業務量の多さや、業務時間の長さなど悪質な労働環境は大きなストレスとなります。精神的にも体力的にも弱ってしまい、仕事に行こうとすると体が動かなくなってしまいます。
たとえ、人間関係に恵まれていたとしても、自分のやりたいことができていたとしても量や時間によっては体に毒となってしまいます。
まだまだ頑張れると言い聞かせていても無意識的にストレスは溜まっていきます。
2.上司からのハラスメント
職場の上に恵まれなかった場合、仕事に対して拒否反応が出るのも当然です。
- 理不尽なことで罵倒される
- 人間性を否定される
- わざわざ全員の前で注意される
- 体を触られる
上記のようなストレスが溜まって当然の行為を毎日毎日受けていると、自然と上司に対して恐怖心を抱くようになります。
怖いとわかっていながらも、仕事という義務感により気持ちを押し殺して出勤していると、精神的なダメージが積み重なりいつか爆発してしまいます。拒否反応は爆発前の初期症状です。
3.職場の人間関係
モラルのない上司や同僚が職場にいて、「いじめ」や「仲間はずれ」、「嫌がらせ」、「悪口(嫌味)」が発生していると職場全体の雰囲気が悪くなります。
仕事への拒否反応の原因があきらかに「いじめ」であることもありますが、冷たい態度、威圧的な態度など加害者が気づいていないことでも、本人は精神にダメージを負います。
加害者側の程度ではなく、被害者側の受け取り方次第で、拒否反応は出るようになります。
4.ミスしてしまった罪悪感
仕事でミスを繰り返してしまうと罪悪感ともう失敗できないプレッシャーから、仕事への恐怖心を感じるようになります。
たとえ上司から叱責されることがなかったとしても、自分の中に罪悪感が溜まっていきます。
人によっては優しくされてしまうことで、一層負い目を感じたり、期待に応えられなかったことを悔いてしまうこともあります。このようなケースでは本人も皆が優しくしてくれているのに、仕事に拒否反応がでるのはおかしいと無理をしてしまうことがあります。
5.苦手な取引先やお客さんと接するストレス
仕事をしていると、どうしても苦手なタイプの人に遭遇することがあります。
特定のクライアントと合う日は気分が重く、拒否反応がでることもあるでしょう。本当に辛いことであったとしても「あのクライアントが苦手だから、誰か代わってほしい」なんて発言はできません。
クライアントや
6.自分に合わない業務をし続けるストレス
自分やりたいことが実現できておらず、合わない仕事をしている人は仕事に行くたびに大きなストレスを感じているでしょう。
いじめやパワハラ、労働問題と違って「合う合わない」は社会人なら言っていられないことだと考える人も多いですが、我慢しながら働いている以上、絶対にストレスは溜まっていきます。
やる気がそこを尽き、仕事への拒否反応が出てしまいます。
7.ワンマン社長についていけない
直属の上司だけでなく、社長がストレスの原因となっていることもあります。
一代で会社を作り上げた社長は、自分流の考えが持っている方が多いです。また、数世代目の場合は過去の事例に囚われ、固定的な考えになってしまっていることもあります。
自分の考えが絶対だと思っている社長ですと、社員を軽視する方も多いでしょう。会社のために頑張っているつもりでも、根拠もなく否定的な態度を取られてしまうとモチベーションが低下してしまいます。
そのくせ、懐に入ることが得意なイエスマンが可愛がられるということもよくあります。納得できないことが続くと、会社に行く意義を見いだせなくなってしまい、拒否反応が出ることがあります。
仕事に対する拒否反応の具体例、症状
仕事に対する拒否反応が出る状態は、「鬱」や「適応障害」の1歩手前の可能性が高く、非常に危険な状態です。
「鬱」や「適応障害」には共通して身体的な不調、精神的な不調が現れます。
以下で具体的で具体的な症状を紹介しているので、もし多く当てはまるようであればすぐに対策をする必要があります。
身体的な症状「手の震え」など
- 夜眠れなくなる、寝てもすぐに起きてしまう
- 動悸、心拍数の上昇
- 動いていないのに汗が出る
- 頭痛、めまい、耳鳴りが頻繁に起こる
- 手が震える
- 食欲がなくなる
- 判断力や思考力が低下する
- 肩や背中、腰が凝る
- 口内炎ができる
- 立ちくらみが増える
- 寝ても疲れが取れない、朝起きれない
- 体重が減る
- 胃もたれしやすくなる
- 疲れやすくなる
- 風を引きやすくなる
目に見える形で現れる症状は上記の通りです。当てはまる項目が多いほど、要注意です。
精神的な症状「不安や焦燥感、イライラ」など
- なんとなく憂鬱さを感じる
- 焦燥感を感じる
- ちょっとしたことで怒りを感じる
- 人に会いたくなくなる(怠惰、恐怖)
- 理由もなく不安な気持ちになる
目に見えない症状は上記の通りです。いくつか種類はありますが総じて、朝に発生しやすく夜は落ち着いていることが多いです。
結果的に起こしてしまう行動
- 遅刻回数が増える
- 病欠の連絡が面倒で無断欠席してしまう
- クライアントと会うのを避けるため何度もリスケしてしまう
- 電話がかかってきても怖くて無視してしまう
- 考えがまとまらず仕事が極端に遅くなる
- 相手の反応が気になり上手にメールが作れない
- 仕事終わりに暴飲暴食をするようになる
- 同僚との言い争い、喧嘩をするようになる
- 車での出勤中、集中できず危険な運転をしてしまう
仕事においては結果的にこのような行動が増えてきます。
毎朝毎朝、症状が出る方もいますが、基本的には「先方との会議がある」などストレスの原因が近づいてきている時に起こりがちです。
友人と遊ぶ時などには症状が出ないため「自分には社会人適正がない、情けない」と思ってしまう方もいますが、精神的な病気の症状であり決して社会人としての適正がないわけではありません。
仕事への拒否反応が出たときの最適な対処法
周りに相談をする
一番手軽にできることは、今の自分の状況を他の人に相談することです。
「仕事がつまらない」、「クライアントのこの人が苦手」だけでなく、日常生活に支障が出るほどの症状があるとまで説明すれば、同僚や先輩、上司が対策をしてくれるかもしれません。
また、単純にはなることで気持ちが整理され、精神的に楽になれることもあります。
症状が重たい日は会社を休む
相談をしたところでどうにもならない場合は、まずは体を休めることを最優先に考えてください。
症状が重たいと感じた日は、自主的に会社を休み負担をかけないようにしてください。
精神的な症状に理解がない上司の場合は、体調不良などと多少言い回しを変えてしまってもいいでしょう。会社のことや周りからの目は気にせず自分の健康を第一に動いていてください。
診断書をもらい完治するまで休職する
一日休んだだけでは、症状がよくならなかった場合は、医療期間を頼ることをおすすめします。
精神的な相談は「心療内科」で受け付けてくれます。
担当医のアドバイスを元に、療養が必要であれば診断書を作成してもらい必要な分だけきちんと休みを取るようにしましょう。
医者に行くことも億劫に感じてしまうでしょうが、診断書はあったほうが良いです。精神的な症状に対して理解がある上司は少なく長く休みを取ることを許してもらえないケースが多いからです。
医師による診断書を提出された会社は、原則指示内容に従わなくてはいけないため確実に休みを取ることができます。
会社を退職する
精神的な病気は一度良くなったとしても、再発する可能性があります。休職をしたところで、ストレスの原因が特定の人物にある場合は、その人との関わりを絶たない限り解決はしません。
再発を繰り返し、どんどん悪化してしまうと、治療に多大な時間がかかります。
会社を辞め、健康な状態を取り戻した上で全く別の環境で働くことも1つの手段です。
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もし、万が一自力で退職することが難しいのであれば「退職代行」を利用すると良いでしょう。
退職代行を使えば、会社と一切連絡をすることなく即日退職できます。「SARABA」や「辞めるんです」などリーズナブルな業者もあるので気軽に依頼してみてください。
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