普段仕事をする中で「つまらないなあ」と感じる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、多くのビジネスマンが仕事をつまらないと感じる理由を紹介し「最適な対応」と「NG対策」を解説しています。
今の状況を抜け出したいと感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
仕事つまらないのは当たり前なこと
仕事がつまらないと感じることはごくごく当たり前なことです。
仕事が楽しいですか?という問いに対して約1/3の方が「No」と答えています。
参考画像:仕事って楽しいの?仕事を楽しむ方法と楽しい仕事の見つけ方を紹介
会社は従業員を楽しませるために運営されているものではなく、ビジネスとして運営をされています。お金を稼ぐためには、もちろん面倒な作業もつまらない作業もあります。
仕事がつまらないと感じることはあなたが不真面目だからということではなく、当たり前のことなのです。「つまらない!」という声が多い職業
「仕事がつまらない」と感じる程度は、職業による差があります。
つまらないという意見が多い職業は以下の通りです。
かなり多い | 監査法人/司法書士/会計士/メーカー/工場勤務/ |
---|---|
多い | 看護師/医者/薬剤師/市役所/警備員/大学職員 |
どちらかと言えば多い | 経理/ca/市役所/電力会社/郵便局/ |
多くの声が上がっている職業の傾向を分析すると、「ある程度作業をルーティン化できてしまう職業」や「責任が重たすぎる職業」が多いことがわかります。
以下で詳しく仕事がつまらないと感じる理由を解説しています。
仕事がつまらない時と感じる9つの理由
仕事がつまらないと感じる方の意見を集め、9つに分類しています。
1.楽だけど簡単すぎて暇、飽きる
一番、悩みの種になっていた原因は業務の単純さです。
仕事をする上で充実感が達成感を感じる瞬間は、できなかったことができるようになったときでしょう。毎日が繰り返しになり、新たな業務の発見ができない人は仕事がつまらないと感じてしまいます。
とくに仕事に対して変化を求めている人にとっては、新たな仕事をすることが許されない環境は退屈に感じられます。
2.仕事が忙しすぎる、余裕がない
簡単すぎるという悩みがある一方、業務量や業務の難易度が原因で仕事がつまらないと感じることもあります。
自分の技量が足りず仕事が忙しく感じるケースや、上司からの裁量が多すぎて忙しいケースの2つがあります。
スキルアップによって改善されるのであれば努力する楽しさがありますが、会社がブラックすぎて業務量が多い場合は、自分の原因ではないためどうすることもできません。
ブラック企業に勤めていると、健康的に働き続けることが困難になるほど仕事が忙しいケースもあり、当然楽しさを感じる余裕はありません。
3.責任が重大すぎる
大きな売上を出す仕事を任せられることや、人の命に関わる仕事は、非常に名誉とやりがいがある仕事です。その反面、自分には責任が重たすぎると感じる方もいます。
プレッシャーやストレスを感じる中で仕事をしていては、楽しさを感じることはできません。
4.人間関係に不満がある
どんなに仕事自体が楽しかったとしても、職場の環境が悪いとつまらないと感じてしまいます。
上司との相性が悪かったり、職場に派閥がありギスギスしているなど、人間関係に関する不満は仕事がつまらないと感じる大きな要因となります。
また、上下関係が良好であったとしても、同世代の同僚がいないことに不満を持つ方もいます。
仕事では競い合うことができ、プライベートでは遊ぶ事ができる同僚の存在は仕事をする上で欠かせません。
5.仕事内容が合わない
本来、やりたい仕事があるにも関わらず、別の仕事を任されている人は今の業務に熱を入れることができないでしょう。
「自分はあっちをやりたいのに!」と投げやりになってしまう気持ちもわかります。
培った能力がある人や、資格を持っている人は自分が活躍できるフィールドがあるのに、別の業務で評価されることがつまらなくて仕方ないでしょう。
6.結果が出せていない
結果が出せていないことは何よりのストレスになります。自分が納得できないことはもちろん、周りからの評価が下がってしまうことで、会社の役に立てていないという感情が生まれてしまいます。
ネガティブな精神状態に陥ることで、失敗を繰り返してしまい、マイナスのサイクルから抜け出せなくなってしまいます。
成功体験を自分の中に積み上げられないと、仕事を楽しむことはできません。
7.正当な評価がされていない
自らの価値を存分に発揮し、上司や同僚の期待を超えているにも関わらず、自分が出した成果に対して正当な評価が受けられないことは、仕事がつまらなく感じる大きな理由となります。
成果物に対して評価を受け、報酬が増える仕組みが会社にないと、従業員のモチベーションは上がらないのは当然です。
8.休日が少ない、福利厚生に不満
公私のバランスが崩れている場合、仕事を楽しいと感じることはできません。
同世代の友人が休んでいる中、自分ひとりが仕事をしていてもモチベーションは上がりません。また、疲れがたまり効率が悪くなることでさらにストレスがたまります。
よほどの仕事人であれば話は別ですが、どんなに当事者意識・責任感が強い人であったとしても平均的な日数の休みくらいは貰いたいと考えることは当たり前なことです。
9.給与に満足していない
労働の対価である報酬は従業員のやる気に直結します。
職種や学歴、同じくらいの規模の企業で勤める他者よりも給与が低い場合、仕事が楽しいとは思えません。
得られる賃金が少ないことで、生活水準も変化します。
少ない賃金では趣味やリフレッシュに当てられるお金も少なくなってしまい、さらにやる気は低迷してしまいます。
仕事がつまらないという問題は結果が出れば解決する
上記で紹介した仕事がつまらないと感じる原因は、どれも結果を出すことで解説できるでしょう。
成果を出すことができれば、職場での居場所を見つけることができ、上司との関係も良くなります。
結果を出し続けることで、次第に正当な評価を受けることができ、自信をもって給与や異動の交渉もできます。更に効率を上げていけば、残業や休日出勤も減っていきます。
このように、「成果を出す→褒められる→嬉しくてモチベーションが上がる→また成果を出す」というプラスの循環を作ることで、仕事がつまらないと感じる要因を大抵なくすことができるのです。
反対に、失敗が続いた場合はマイナスの循環となり、本人が意識を徹底的に変えない限りなかなか抜け出すことができません。
少しずつでも結果を出すことだけを考えていれば、仕事がつまらないという状態を解消できる可能性が高いです。
仕事がつまらないときの最適な対応方法
仕事がつまらないと感じた時に行うべき行動は、上述の通り「まずは少しずつでも結果を出す」ことです。
以下では結果を出すために必要なことを解説しています。
1.上司や人事に交渉相談をする
まずは、自分が一番能力を発揮できるフィールドに移ることが重要です。
今の業務がつまらないのであれば、どのような業務を楽しいと感じるのか自己分析をし、上司に相談しましょう。
今すぐに移動が難しい場合は、移動の条件や時期を設定してもらい、まずは現在のフィールドで成果を出すことを目標としましょう。
2.自分から仕事を生み出すように心がける
決まって仕事をするのではなく、自ら問題を見つけ、当事者意識を持って仕事に取り組むようにしましょう。
まだ、言われたことしかできない場合も「言われたこと+アルファ」を結果として残せるように努力するべきです。とりあえず仕事を進めてしまうのでは、上司が求める以上の結果を出すことができません。
上司の期待を超えるためには、「ゴールが何か」と「ゴールに至るまでの課題」を考えて、一般的な進め方と自分にしかできないことを織り交ぜて仕事を進めるようにしましょう。
上司の立場になって考え、「これがあれば助かるな」というものを提示することがポイントです。
3.目標設定が適切か見直す
確実に成果を出すためには、自分自信のモチベーションを高く保つことが重要です。あまりにも遠すぎる目標を設定してしまうと、達成感が得られずやる気がなくなってしまいます。
時間内に作業を終わらす、何時までに帰宅する、今週ここまで終わらせると言ったように、小さな目標を設定して、日々達成感を感じることができれば仕事は楽しくなってくるはずです。
もちろん、何を目標に設定し最終的に何をゴールとするかは上司とよく相談する必要があります。
4.自分の成果はしっかりアピール
上司に評価されようとアピールすることは重要です。それもせず「正当な評価を受けられずつまらない」と嘆くことはもったいないです。
上記で設定した自分の目標をしっかり報告、アピールする習慣を作りましょう。上司があなたを上手に評価できていない大きな理由はあなたが具体的に何をしたのかハッキリと理解していない可能性があるからです。
もし、目標を達成できなかった場合も上司に相談して意見をもらい、自分の中に学びを蓄えていけば問題ありません。
5.集中とリラックスの緩急をつける
まずは成果ができるようにひたむきに努力することは大事ですが、自分の身を削ってまで働き詰める必要はありません。ランチや休業後はきちんと休息を取り、リフレッシュすることが大切です。
目標に対する進捗が遅れている場合は、原因を突き詰めて効率化する方法探したりや次回への反省をすることの方が大事です。効率化できるポイントがわからなければ、周りに聞くことが鉄則です。
責任感や根性も必要なことですが、とにかく休むはずの時間を使って目標を達成するのではなく、自分の能力を上げていくことを目標にしてください。
6.クリエイティブな作業は朝、単純作業は夕方
あなたが仕事がつまらないと感じる原因は着手する時間帯が関わっているかもしれません。
人は午前から夕方にかけて自律神経が交感神経から副交感神経に切り替わっていきます。交感神経が優位なときは集中している状態で、副交感神経が優位はときはリラックス状態となります。
交感神経が優位な午前中は頭が冴えていて集中力が高い状態ですので細かい作業や発想力が必要な作業を行うようしましょう。
反対に、集中力や発想力が必要な作業を夕方に持ってくると、「時間がかかる」「うまくいかない」という事態におちいってしまいます。
パフォーマンスを最大化するためには、こうした体の仕組みを意識した仕事のこなし方も知っておくと良いでしょう。
7.まずは期限を設けて、努力する
本記事を読み、仕事に対する向き合い方を変えてみようと思った方は、これまでのポイントをがむしゃらに行うのではなく、期限を設けて取り組むようしてください。
一般的な会社であれば、次第に評価され仕事がつまらない状態を脱する事ができるはずですが、ブラック企業やモラルのない上司のもとではそれでも評価されないことはあります。
期限があるとメンタル的にも楽になるので、体を壊さない程度に「ここまでは頑張ってみる」と期間を決めて判断をするようにしましょう。
仕事がつまらない時に取ってはいけない対応
この章では、仕事がつまらないときに取るべきではない行動を解説します。
愚痴や不満を言う
職場や上司の愚痴や不満を言うことは、一時的にスッキリするかもしれませんが問題の解決にはなっていません。
現状に対する対応の不満と解決策を、上司に正直な気持ちを伝えることは大事ですが、仲間内だけの愚痴はあまり意味がありません。
つまらないからという理由で転職をする
仕事が楽しくなるような努力をせずに、つまらないと断定をして転職をすることはあまりおすすめできません。
上記で紹介したポイントを抑えて努力してみた結果、つまらないと感じた方であれば、自分が何をやりたいのかが明確にわかっており、転職活動もうまく進めることができるでしょう。
単純につまらないという理由だけで転職をしても次の会社で同じことを繰り返してしまう可能性が高いです。とりあえずの妥協での転職はおすすめできません。
無理やり楽しむことで、耐えようとする
努力をした結果、成果がでるようになり仕事が楽しくなることと、自分をだまして無理にポジティブになることは全く違います。
たしかに、仕事に対する見方や考え方を改めれば、仕事が楽しくなるかもしれません。
しかし現状が変わっていない以上、ストレスは溜まる一方です。最終的にはうつ病などの精神疾患をわずらう危険性もあります。
以上、仕事がつまらないと感じる時の対策と、やってはいけないことについて紹介しました。
徐々に成果を出すことができ仕事を楽しめるようになった方ももいらっしゃるでしょう。また全力で仕事に取り組んでみても、仕事がつまらない状況に変化がなく、退職を決意する方もいると思います。
自分ひとりの力では退職することが難しいと思った方は「退職代行サービス」がおすすめです。退職代行サービスとはあなたの代わりに退職の連絡をしてくれるサービスです。
引き止めを受ける可能性もなく、退職時期のトラブルに発展することもありません。有名な業者は「SARABA(サラバ)」や「ニコイチ」で、約3万円で、会社に一切出勤することなく円満に退職することができます。気になる方は、全国の退職代行サービスをランキング形式で紹介している「退職代行サービスおすすめランキング!人気業者36社を徹底比較【いますぐ辞めたい方必見!】」を参考にしてください。
仕事で放置される | 社風が合わない |
仕事に行くのが怖い | 仕事のストレスが限界 |
精神的に仕事を休みたい | 仕事がどうでもいい |
仕事が続かない | 仕事がつらい |
仕事がつまらない | 仕事に行きたくない |
派遣をバックレたい | 正社員をバックレたい |
仕事への拒否反応 |