メガバンクに勤める銀行員は安定しており、収入もよく、社会的な信用もある。
華やかで、かっこいいイメージが強いメガバンクですが、実は業務内容は激務で、ブラックすぎるという意見が多く出回っています。
本記事ではメガバンクに勤める友人の話を元に、メガバンクの実態について解説をしています。
目次
メガバンクがブラック企業と言われる7つの理由
メガバンクがブラックすぎると騒がれるのには7つの理由がありました。
上下関係が厳しく、上司の言うことは絶対
メガバンクは「昔ながらの体育会系の社風」であることから、ブラック企業と言われています。
上下関係に厳しく、自分よりも上役の人間には絶対に服従をしないと出世の目はつまれてしまいます。
また、反抗的な態度を取り上司に嫌われてしまうと支店内のでの居心地が悪くなったり、パワハラの対象にされてしまうこともあります。そのほか、人事異動で遠くに左遷させられるというケースもあるようです。
達成しようもないノルマが課せられる
メガバンクでは入社1年目から厳しいノルマが与えられます。
メガバンクに勤める銀行員の業務には融資、カードローン、住宅ローン、投資信託など様々です。どのような部所についたとしても部所のノルマとは別に、個人ノルマとしてカードローンや住宅ローンなどの売上を出さなくてはいけません。
ノルマを達成できない場合は、上司から「使えない」「恥ずかしくないのか」などという暴言を浴びせられ、長々と説教を受けることになるそうです。
ちなみに説教に的確なアドバイスなどはなく、根性論を語られることが多いようです。
なんとかノルマを達成するために、結果的にお客さんに不要な商品をおすすめしなくてはいけなくなることに不満を感じる方多くいます。
飲み会や接待が多く、芸を強要される
メガバンクのような体育会系の企業は総じて飲み会や接待などが多い傾向にあります。
理由は単純で「上司が開催したいから」です。大好きなお酒が飲めて、部下たちのよいしょしてもらえる場なので居心地がいいのでしょう。銀行という閉鎖的な空間で溜まったストレスを発散するには最適なのです。
気を使ってもらえる上司としてはリラックスできる良い時間になりますが、部下としては常に上司の機嫌を伺わなくてはいけない緊張した時間となります。
さらにクリスマスなどの大きなイベントの際は、新人たちは芸の披露を強要させられます。飲みの場で目立ちたくない人は大きなストレスを感じるでしょう。
資格の勉強、新商品の勉強でプライベートが削られる
メガバンクで働く銀行員は資格や新商品の知識を入れるための勉強に就業後の時間や休日を費やす方が多いです。
上述で解説をした通り、メガバンクが取り扱う商品は幅広いです。次々と新しい知識アップデートが必要となるため、働き続けても一向に自分の時間を作ることができません。
仕事人間ならともかく、プライベートの時間も大切にしたい人にとっては苦しいと感じるポイントでしょう。
2年〜3年に1度、転勤がある
支店で働く銀行員は、転勤を避けることができません。通常で2年〜3年、短い場合1年半で勤務地が変わることがあります。とくに上司に嫌われてしまった人は、短いスパンで転勤の司令が出る可能性があります。
マイホームを買った、結婚をしたなどとった個人の都合は一切関係ありません。会社の都合次第で全国どこにでも異動となります。
転勤先の支店の当たり外れも激しく、上司が変わることで営業方針が全く違うことも多々あります。
モラルの無い上司に当たってしまった人や、いじめが多い支店に配属された人は、精神的な病気にをわずらうことも多く、退職に追い込まれてしまうこともあるようです。
クレーマー、延滞者の対応にストレスを感じる
支店での仕事は窓口に座って、お客様の対応をすることが多いです。厳しいノルマを感じながらも楽しさを感じる事ができる瞬間です。しかし、お客様の中には変わった方も多いです。理不尽な意見に対応しなくてはいけないことも多くストレスを感じてしまいます。
銀行を利用する方の客層は非常に幅広く、様々な方の対応をしなければいけません。中にはクレーマーや少し変わったお客さんの対応をすることもあるでしょう。
とくに銀行員たちが対応を嫌がるお客さんは、カードローンの延滞者や赤字企業の社長など、「追い込まれた人たち」です。
会社として大きな損失を出すわけにはいかないため、回収交渉は絶対にしなくてはいけません。人に対してドライになれる方でなければ、メンタル的に耐えられないケースも多いようです。
将来性がないことが不安
現在、金融業界は銀行にお金が集まらなくなるという事態に陥っており、それにより運用できる預金が減るといった悪循環が起きています。
いま、銀行やメガバンクは新たな商品の開発に非常に力を入れていますが、将来に不安を感じる方はも多くいるようです。
実際に、メガバンクの経営陣が店舗の統廃合やリストラなど、人員削減のを加速させている様子も伺えます。
メガバンクを辞める上での不安要素
ここまでメガバンクのブラックさについて解説をしてきましたが、もちろん良いところもたくさんあります。
- 給与、賞与が下がる
- 福利厚生が悪くなる
- 社会的信頼、世間体の良さを失う
- 安定性を捨てることになる
- 新たな人間関係の構築が大変
メガバンクを辞めたいと感じていながらも、メガバンクのメリット部分を失うことに不安を感じており、転職に踏み切れないという方は多数います。
とくに給料が高いことはメガバンクで働くことの大きなメリットの1つで、現在の高い給与を失うことへの不安を危惧する声が多くみられます。
また、メガバンクは一般企業と比べて圧倒的に福利厚生が良いです。住宅手当や家族手当などの福利厚生がなくなってしまうことに対して不安を感じている方も多くいます。
せっかく就職したメガバンクを辞めてしまうことはたしかに不安がたくさんありますが、どれも特別気にする必要はありません。
というのも、メガバンクの銀行員は圧倒的に転職で有利だからです。以下で詳しく解説します。
メガバンクの銀行員は転職で圧倒的に有利
銀行員は「一般企業」での業務経験がないことから、転職に不安を感じる事が多いようですが、銀行員が優秀であることは一般企業のからも周知されていることなので、自信を持つべきです。
メガバンクの銀行員に対して、企業の採用担当者は「高学歴、真面目、勤勉、ストレス耐性が強い、仕事が丁寧、お金に関する知識がある、基本的な社会人力が備わっている」といった評価をしてくれます。
また、銀行員としてのスキルは汎用的なものが多く、比較的どの業種にも対応しやすいという点も高く評価されています。
あなたが思っている以上に「銀行員ブランド」は転職活動で役に立つのです。
メガバンクと同等の給与や福利厚生の良さ、社会的信頼、世間体の良さ、安定性を持つ企業に転職することだってできるでしょう。
とくに最近は「転職エージェント」と呼ばれる、求人紹介から内定獲得までを一貫してサポートしてくれるサービスが増えています。「銀行員ブランド」と転職エージェントのサポートが合わされば鬼に金棒です。
メガバンクの銀行員におすすめの転職先
- 不動産
- WEB、IT
- 金融コンサルタント
- 業種を問わず、財務担当として
- 地方銀行、金融機関
メガバンクからの転職が多い業種は上記の通りです。
銀行員としての経験を活かし、地方銀行に転職される方や、在職中に得た資格を元にコンサル系の企業や不動産業界に行く方が多くいます。
そのほか、20代の方の場合、全く経験したことがない業種にゼロからチャレンジするケースもあります。
メガバンクの銀行員が仕事を辞める際の注意点
今が本当につらく、精神をすり減らして働いている方はすぐにでも退職をした方が良いでしょう。
精神を病んでしまい、休職してしまう事例も多数見つかります。一度体を崩してしまうと立ち直るために多大な時間がかかります。
ただし、具体的な理由や自分のやりたいことが定まらないまま転職をしてしまうことはおすすめできません。
転職先を間違えて、またすぐに辞める事になってしまうといくら銀行員ブランドに価値があるからと言って、これからの転職は不利になっていきます。
メガバンクの銀行員であれば、他の企業と違い20代後半〜30代前半での転職もしやすいです。
転職エージェントを使って在職中に転職の準備だけでも進めておき、自分がやりたいこととマッチする企業が見つかり次第、退職の手続きを進めれば良いのです。今すぐに焦って転職をする必要はありません。
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