「気分が乗らず、体が重い日」や「上司に怒られる日々が続いたある朝」誰にだって精神的な理由から仕事を休みたいと感じるときはあります。
日本人は真面目でひたむきな傾向があるため、熱もないのに会社を休むなんてありえないと自分に言い聞かせて我慢をしてしまうことが多いです。
本記事では、精神的に疲れている場合も休んで良い理由を紹介し、具体的に朝取るべき行動を紹介しています。
目次
無理は禁物!精神的に疲れたら仕事は休もう
精神的な理由から仕事を休みたいと感じた方は、その日1日とりあえず大事を取って休むべきです。
熱や風邪の症状がなくたって構いません。なんとなくだって構いません。
気分が乗らず、休みたいと感じるからには何かしらストレスが溜まっているはずです。
脳が「仕事を休みたい」というSOS信号を出しているのに我慢をしてしまうと、うつ病や適応障害などの精神疾患になってしまう可能性だってあります。
大きな病気にならないためにも、まずは1日ゆっくりと休むことで自分の身に起きていることを把握しましょう。
fa-link関連リンクうつ病で仕事を辞めたい!退職代行がオススメな理由と注意点
仕事休みがちになるとクビになるのか
過去にも数回精神的な理由で仕事を休んでいる方は、「もう休めない」と思ったり「クビになってしまう」と考えますよね。
こういった体調不良、病気を理由にした解雇は多くの場合は違法、無効な「不当解雇」として扱われるケースが多いです。※もちろんケースバイケースになります。
不当解雇かどうかの判断は、病気が業務により発症したものか、病気による欠勤の必要性があるか、就業規則の解雇理由に該当するかなどが判断基準となります。
不安や罪悪感がなくなる考え方
今朝、精神的に疲れて、会社を休んでしまいました。もちろん、電話連絡はしました。
ところが、午後になって、休んでしまった事に罪悪感を感じ、明日、どんな顔をして出勤すればいいのかわかりません。
あまり気にしないよう、「すみませんでした」と、普段通りの仕事を淡々とすればいいのでしょうか?
無理しすぎたり、いつまでも休んでしまった事をくよくよと考えないようにするには、どのような姿勢が大事だと思いますか。
今、明日の事が気になって、仕方がありません。
何か、ヒントを教えて下さい。
引用:yahoo知恵袋
精神的に疲れたことを理由に仕事を休む人は、罪悪感や不安を抱えてしまうことが多いですが、罪悪感を感じる必要はこれっぽっちもありません。むしろ、休んで当たり前という気持ちでいて構いません。
精神的な理由も、身体的な理由も「効率が落ち、仕事にならない」ことは変わりありません。
会社としても、中途半端に働くくらいなら一日しっかり休んで万全にしてから出社してほしいと考えます。気にしすぎているのは本人だけというケースが大半でしょう。
せっかく休みを取るのであれば、自分のしたいことをしてリフレッシュするようにしてください!
精神的に仕事を休みたいと思った朝にとるべき行動
精神的な理由から、仕事を休みたいと感じた人がすべきことは「適切な時間に、適切な人に、適切な方法で連絡する」だけです。
休みの連絡をする時間は10分前がベストでしょう。上司が会社にいる時間帯にかけるようにしましょう。
もたもたして始業時刻を過ぎてしまうと、寝坊の可能性も疑われてしまうので、業務開始前に連絡することを心がけてください。
連絡する相手は直属の上司です。同僚や先輩に伝えてもらう方法はマナー違反なので、どんなに怖くても上司に連絡をするようにしましょう。
連絡方法は電話が一般的ですが、社内のルールに従ってください。社内専用の連絡ツールがあり、メッセージでやり取りができるのであれば、時間を気にせずなるべく早めに連絡するべきです。
伝える内容は以下にテンプレートを掲載しておくので、参考にしてください。「精神的な理由」とは言わず、体調不良で話を進めると良いでしょう。
お休みをいただく時の伝え方
おはようございます。◯◯です。
急な連絡で大変申し訳ないのですが、本日体調が優れないためお休みをいただくことは可能でしょうか?
これだけで十分です。
今日やるはずだった業務で絶対にやらなくてはいけない事があれば、必要に応じて引継ぎや依頼をするようにしてください。
精神的な理由で仕事を休んだ時の6つの対処方法
精神的な理由から仕事を休んだ方がやるべきことをまとめています。
1日分引き伸ばすことを考えるのではなく、しっかりメンタルをケアすることが大切です。
1.まずは今の不安な気持ちを整える
精神的な理由で会社を休んだ人は1日寝通してしまうのではなく、なるべく活動をすることをおすすめします。
不安な気持ちになるということは、自律神経が乱れいている可能性が非常に高いです。正常に戻すためにも体内時計をきっちり正常に戻す必要があります。朝食をとり、日光を浴びることで体に朝を伝えましょう。
朝と夜をしっかりと体が把握していると、正常に体の器官が作動するようになります。
反対に乱れている場合は、休んでいるときも脳が緊張状態を保つため、情緒不安定な状態になってしまいます。
2.ストレスの原因を分析してみる
気持ちが落ち着いた人は、今日あなたが会社に行きたくないと思った原因を突き止めてみましょう。
【精神的に仕事を休みたい原因】
- 上司、同僚、先輩に恐怖を感じている
- 苦手な業務がある
- 隠し事、ミスがある
- 苦手なクライアントを会う日である
理由は様々なので、挙げきれませんが自分なりの原因があるはずです。
原因さえわれば対処方法を考えることだってできるはずです。そのために「上司にこういった理由で、こういった時に怒れる」という言ったようになるべく具体的に分析してみてください。
3.行動で解決できないか考える
まずは、上記で考えたストレスや不安の原因について解決策がないか判断してみましょう。どんどん掘り上げて考えていけば、根本的に何を改善しなくてはいけないかが見えてくるはずです。
自分で意識的に知識を入れること、積極的に行動すること、時間をかけて慣れることなど解決方法は必ず見つかるはずです。
4.考え方で解決できないか考える
具体的にな行動をするのではなく、考え方一つでストレスを感じなるなることもあります。
例えば、「仕事はお金のためにやっていることなので多少怒鳴られようが構わない」と開き直ってしまうことができます。
ほかにも、「上司も会社で嫌なことがあって、気が張っていたのだろう」と相手の気持ちを察することで、少し心に余裕が持つことができ、相手を許してあげようという気持ちになれます。
あまり真面目に考えすぎず、仕事との付き合い方は考え直して見るだけでスッと気持ちが楽になることもあります。
5.精神疾患のセルフチェックをして、必要なら診断を受ける
「原因を解決している余裕なんてない!」、「とにかく今は何もしたくない!」と感じている人は一度、精神疾患の兆候がないかセルフチェックをしてみるべきです。
「うつ病こころとからだ」のうつ病の症状チェックシートの項目を紹介しています。
当てはまるものが多数ある場合は実際にツールを使ってみて、診断結果に応じて行動すべきです。
01 体がだるく疲れやすいですか | 10 事故や怪我をしやすいですか |
02 騒音が気になりますか | 11 食事がすすまず味がないですか |
03 最近気が沈んだり気が重くなることはありますか | 12 テレビを見ていて楽しいですか |
04 音楽を聴いて楽しいですか | 13 息がつまって胸苦しくなることがありますか |
05 朝のうち特に無気力ですか | 14 のどの奥に物がつかえている感じがしますか |
06 議論に熱中できますか | 15 自分の人生がつまらなく感じますか |
07 くびすじや肩がこって仕方がないですか | 16 仕事の能率が上がらず何をするにもおっくうですか |
08 頭痛持ちですか | 17 以前にも現在と似た症状がありましたか |
09 眠れないで朝早く目覚めることがありますかしばしばつねに | 18 本来は仕事熱心できちょうめんですか |
精神的な病気は重要視されず、放っておかれてしまうケースが多数あります。しかし、そのままにしておくと日常生活や人間関係に支障をきたし、完全に仕事に行けなくなってしまうこともあります。
放置しても治る病気ではないので、絶対に医療機関を頼るようにしてください。
「心療内科」や「精神科」であれば、心の問題にも対応をしてくれます。
6.完治するまで休職する
医療機関の診断を受け、医師からのアドバイスに沿って行動しましょう。
医師からの診断書があれば、会社は記載内容に沿って対応をしなくてはいけないので、確実に休職することができます。明日も明後日も仕事に休みたいと感じているのであればその意志を伝え、診断書を書いてもらえるようお願いするといいでしょう。
労働基準法16条の「解雇の制限」で、療養のための休職であれば30日間は解雇を禁止されているのでクビを心配する必要もありません。堂々と休みを取り、精神状態を元に戻すことだけを考えて行動してください。
簡単に診断書を提出するまでの流れをまとめています。
- 休職願を作成する
- 診断書と休職願、傷病手当金の申請書類を提出する
- 上司と相談をする
- 傷病手当金の申請をする
大まかな流れは以上です。
休職願を作成し、診断書を一緒に上司に提出し「医療機関でこういう判斷がでたので◯日までお休みをいただきます」と上司に報告をしましょう。出社が難しい場合は郵送で構いません。
また、休業期間中は健康保険から月額給料の3分の2が受け取れます。精神的な限界を感じている人もすぐに退職をせず、休職期間を挟んでから退職をした方が生活は安定するでしょう。
根本的な原因が解決できないなら退職も検討すべき
上述の通り、現在の精神状態がかなり不安定な方は医療機関を利用することで確実に休職することができます。
ただし、ストレスの根本的な原因が特定の人物や、絶対に避けれない業務にある場合は休職後、復帰することはおすすめできません。
うつ病や適応障害は一度万全な状態まで回復をしたとしても、同じ環境に居続ける限り何度でも繰り返します。精神的な理由から、休職をした原因について相談して改善をしてくれるのであればいいのですが、原因が解決できないなら退職を検討するべきです。
まだ会社への恐怖心を感じており、自分で退職の連絡をすることができない人は「退職代行サービス」を利用することをおすすめします。
「退職代行SARABA」であれば、休職中の方からの依頼も受け付けているので、気軽に相談してみるといいでしょう。
退職代行に付いて詳しく知りたい方は関連リンクを参考にしてください。
fa-link関連リンク退職代行サービスおすすめランキング!人気業者39社を徹底比較【いますぐ辞めたい方必見!】
精神的な理由から仕事を休み始め、転職をした人の声
最後に、精神的な理由から実際に会社を辞めた人の意見を紹介しています。
精神的な理由で会社を休むようになり最終的に退職をした人は多く、みな職場を変えることでのびのびと働くことができています。
先日退職をしたのですが辞める直前に双極性障害で1ヶ月休職をしました。
ハロワに行ったら精神疾患が理由で働けなくなって辞めた場合は自己都合でも3か月の給付制限免除&給付期間が300日になりました。
鬱などで退職する人は病院で診断されてから辞めると退職後も猶予が出来るからやるべき😢— まみたす@発達障害の日常 (@nemuu0123) 2019年11月12日
転職して1年5ヶ月
前の会社では仕事以外のことしてても不意に仕事のこと思い出して、不安になりながらいろんな事考えて胃が痛くなったりしてたけど
今の会社は仕事以外でも何か面白いものや方法があったら仕事に活用できないかつい考えてしまうぐらい楽しいし夢中になれる
転職してよかった( ˘ω˘ )
— デンさん (@tomoco_BB) 2018年10月2日
一人は鬱になって休職したあと退職、もう一人は「あんたが上に立つなら辞める」と言って退職して、結果的に二人も辞めさせてるのに平気な顔で会社に来て未だにくだらないいじめや無視をやってる。60越えてて娘もいるジジイなのにほんと大人げない。早く死ねばいいのに
— ぽりん (@munu6u) 2019年11月19日
そうだよなー!私も新卒の時は毎朝ワクワクしてたよ。いつからか疲れて朝が来るのがとにかく嫌で会社休みがちになって、休職して転職して今に至る。完全復職に向けて日々悪戦苦闘中って感じ。お金も無いしコスプレで有名なわけでも無い。でも、Ruru氏との生活は幸せそのものですよ。
— Lily(神威凛々)⚜12/1PLAYZONE撮影会📸 (@Lily_camui) 2015年6月7日
退職決まりました。
来月だけのバイトも決まって、休みつつバイトしつつ転職活動頑張ります!— みお@新人看護師(休職中) (@8d2Ur4KYEQ16SK0) 2019年11月19日
リワークというものを知っていますか?
リワークは社会復帰を目的とした支援施設です。
私のように精神疾患で休職や退職になってしまった方向けに、社会復帰をするためのさまざまなプログラムが組まれています。
そこで少しずつ集団生活に慣れていき、復職に向けて通所していきます。
— お茶橋@リワーク体験談ブログ (@bloggoro99) 2019年11月13日
仕事で放置される | 社風が合わない |
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精神的に仕事を休みたい | 仕事がどうでもいい |
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