目次
「出世、昇進できない」は退職理由の上位
「昇進できないから」という理由で退職を考えているのは自分だけと思っている人は多くいますが、実は退職理由の上位で「人事制度、昇進」という理由があります。
画像参照:第43回 テーマ:「退職理由」について
20代から40代まで年齢を問わず、約25%ほどの人が「人事制度」が退職を考えるきっかけとなったと回答をしています。
昇進ができないことにより、働いてる方は自然と以下のような不満を感じるようになります。
- 給与が上がらない
- 同世代からの目線が気になる
- 年下に抜かされるのが悔しい
「昇進できならから」とだけ聞くと退職理由には物足りなく感じますが、「給料が上がらないこと」や「目線が気になり会社にいづらくなってしまうこと」を意味すると考えると退職理由の上位に挙がるのも、うなずけます。
以外を会社を変えるだけで、周囲から評価され昇進できるケースもあるので、この会社に勤めていても上には上がれないと判断をしたのであれば、転職活動を始めてみると良いでしょう。
ただし昇進できない理由によっては、今の会社で頑張った方が本人にとって有意義である可能性があります。まずは自分が昇進できない理由について見つめ直してみましょう。
出世、昇進できないから辞めたいと感じたときの対処法
まずは、昇進できない理由が自分にあるのか会社にあるのかを明確にしましょう。
自分に原因があり改善できるケース
以下の4つのパターンに当てはまる場合、現状どんなに仕事ができていても昇進は難しいでしょう。
- 上司との人間関係の構築ができていない
- 言われたこと以上の仕事ができない
- マネジメントの適正がない
- 人望があるかないか
昇進できない原因が自分にある方は、転職が解決方法とはなりません。今の会社で変わる努力をした方がより効率できでしょう。
1つ目のパターンは人間関係の構築が苦手な人です。
上司に対してもコミュニケーションを取らないと、自分のことをよく見てもらえない可能性があります。また、部下に対してコミュニケーションを取らないとチームをまとめる仕事は与えられないと判断されてしまいます。
2つ目のパターンは言われたこと以外の仕事ができない人です。
言われたことだけをこなしており、仕事の全体像を理解することができない人は、プロジェクトの中心となって自分の意思で仕事を推進させるチームのリーダーになることは難しいでしょう。
3パターン目は、現場でのみ活躍ができる人です。
今の仕事が完璧にできるとしてもチームを総括することや育成することに適正がない場合は、昇進することは難しいでしょう。
最後のパターンは周りからの信頼を集められない人です。
部署の責任者としての仕事ができたとしても、部下を気遣うことができないと判断されてしまうと昇進は難しいです。何を考えているのかわからない人、いつも切羽詰まった表情をしていて近寄りがたい人は人望を集めることができず、上司としての高い評価をしてもらえない可能性があります。
会社側に原因があり改善できないケース
自分に原因がある人は今の会社で改善することは可能ですが、会社側に原因がある人は転職を考えるべきです。
会社側に原因があって昇進できないとはどのようなケースなのでしょうか。2つ例を紹介します。
- 評価基準に問題がある
- 管理職のイスが少ない
まず、会社側に原因があるケースの例には評価基準や配属部署に問題があることが挙げられます。
部下の評価をテキトーに行う上司や、好き嫌い贔屓をする上司の元ではあなたがどんなに頑張っても、評価を受けることが難しいです。
配属された部署が花形の部署ではなく、会社から注目を浴びる領域ではなく、成果をあげることも難しい場合、まず高評価を受けることが難しいので、昇進や出世を考える人は潔く転職する方が得策になるケースが多いです。
次に、役職のポストがない場合も昇進が難しいでしょう。
若い世代が実力次第で上に上がれる社風の会社に転職をした方が、時間をかけず昇進することができます。
出世、昇進できないから辞めると転職に不利になるのか
「昇進、出世できない」という理由は退職する上でよくある理由であり、人事担当者にマイナスなイメージを与えることはありません。
再就職先の選考で100%「あなたはなぜ会社を辞めたか(辞めようとしているか)」と聞かれます。
そのとき「自分で会社を変えていくために昇進したい」、「給料を上げるために昇進したい」というハングリーな精神を伝えることで、不利になるどころかむしろ有利に働くでしょう。
ただし、ネガティブなワードを使って伝えてしまった場合は、面接官は当惑してしまうかもしれません。
何のために自分が今の会社で昇進したかったのかを見つめ直し、自分の目標を実現するために面接を受けたことが上手に伝わればOKです。
転職先で出世、昇進するために!会社選びの2つのポイント
1.リサーチできる範囲で昇進に関する情報を集める
昇進しづらかったことをキッカケに退職を考えた方は、同じことを繰り返さないように次の会社を徹底的にリサーチすることが重要です。
昇進に関する情報を得られる項目を3つピックアップしています。
- 企業の募集ページで昇進、昇給制度について確認する
- 会社の役員の年齢層を見てみる
- 口コミサイトで昇進についての投稿を探してみる
- 面接で会社を訪れたときに年齢層を確認してみる
とくにネット上やSNSからの情報や、面接で直接会社に訪れたときに得られる情報は、これから選考を受ける企業が、あなたをきちんと評価してくれる会社なのかを見極めるための役立ちます。
2.転職エージェントを利用する
上記で、自分で調られる範囲でリサーチすることが大切と述べましたが、企業の内情を正確に知ることは正直難しいです。口コミサイトは真偽がわからないですし、面接官は自社を悪く言うことはないでしょう。
そこで便利なサービスが転職のトータルサポートをしている「転職エージェント」です。
転職エージェントは自社で取り扱う求人を決めるために、企業の社員と直接話をすることが多いため、「社内の雰囲気」やネット上に乗っていない「裏事情」を知っていることが多いです。
自力で求人サイトを使って調べることも重要ですが、知っている人に聞くということの方がてっとり早いし、効率的です。
以上、昇進できないことを理由に退職を検討している方に向け、判断するためのポイントや転職先決める上での注意点を紹介しました。
転職は決して珍しいことではないので、今の会社に勤め続けることが難しいと思ったのであれば、自分の気持ちに正直に行動をしてみてください。
もし、今の会社をスムーズに退職できない場合は、「退職代行」というサービスがあることを覚えておいてください。退職代行を利用すると会社に出社することなく、スムーズに会社を辞めることができます。
興味がある方は、国内の退職代行業者を比較した「退職代行サービスおすすめランキング!人気業者36社を徹底比較【いますぐ辞めたい方必見!】」を参考にしてください。
仕事が多すぎてパンクしそう | 仕事を休む理由35選 |
仕事をなめてると言われた | 昇進できない |
夜勤って体調を崩しそう | 中堅社員が辞めていく |
妊娠で仕事を辞めたい | 単身赴任で退職したい |
円満退職ができない | 人手不足で退職を引き止められた |
入社2年の会社を辞めたい | 入社4年の会社を辞めたい |
電話で退職したい | LINEで退職したい |
試用期間に退職したい | - |