朝起きて「仕事に行かなきゃ」と考え始めた途端、仕事に行くことが怖くなってしまう。
こんな現象に悩んでいる方がたくさんいます。
なんとか恐怖心に打ち勝って会社に行こうとするも吐き気がしてしまったり、気持ちが沈み、涙が溢れ出てしまう人もいるほどです。
本記事では仕事に行くことが怖いと感じる原因から、恐怖心を克服するための方法までを徹底解説しています。
目次
仕事・会社に行くのが怖いと感じる3つの原因
「上司から怒られるのが怖い」、「長時間労働で体調を壊すことが怖い」など仕事に行くことが怖いと感じる理由は様々ですが、根本的な原因は必ず「人間関係」「業務内容」「自分自身」の3つのうちのどれかに当てはめることができるはずです。
とくに「人間関係」が要因となっていることが多く、ほとんどの方は人に対して恐怖心を感じています。
- 人間関係に対する恐怖
- 業務や雇用条件に対する恐怖
- 自分の問題に対する恐怖
人間関係に対する恐怖
【人間関係に対する恐怖】
- 上司から「注意」ではなく「罵倒」される
- 何をやっても叱られる、あら探しがある
- 仕事内容とは別に容姿、人間性を否定される
- デキる人と比べられる
- 仲間はずれ、嫌がらせを受けている
- パワハラ、セクハラを受けている
- 仕事内容について詰められる
会社に行くのが怖い原因を突き詰めると、最終的に人間関係に行き着くことほとんどです。
ミスをすることや仕事ができないことが怖いのではなく、上司やクライアントから怒られたり、嫌われたり、失望されることが怖いのです。
これから、自分にあった対策方法を探していく上で原因をつきとめておくことが大切です。
会社に行くのが怖いと抽象的に考えるのではなく、「◯◯ができないことで、◯◯さんにこういう風に思われるのが怖い」とより具体的に自分の恐怖の原因を分析してみてください。
業務や雇用条件に対する恐怖
【業務や雇用条件に対する恐怖】
- 業務時間がすぎる
- 業務量が多すぎる
- 危険を伴う仕事である
- 賃金が極端に低い
- 働いた分の給料が振り込まれない
「仕事が忙しいから」仕事に行くのが怖いと感じることはあまりありませんが、健康を害するほどの激務であったり、生活できないほど賃金が低い場合は、仕事に対して恐怖を感じる方もいるかもしれません。
自分の問題に対する恐怖
- ミスを隠している
- 納期に間に合わない
- 仕事のスケジュールが遅れている
- ズル休みをしたので周りの目が気になる
自分の問題があると感じ、仕事に行くことが恐いと感じるケースも多少あります。
具体的には「ズル休み」や「ミス」など会社に対して隠し事をしているケースが挙げられます。
仕事・会社が怖いと感じている人の声
SNSやネット上で仕事が怖いと感じている人の意見を調査したところ、「怖くて仕方がないのに辞めて良いのかわからない」という声が多くありました。
たしかに、辞めると伝えた場合上司からもっと怒られてしまう可能性もありますし、親や友達の視線も怖いという気持ちもわかります。
ですが、「会社に行くのが怖い」という気持ちを無視することは非常に危険です!我慢をしすぎず、自分の気持ちと忠実に向き合うようにしてください。
次の章では、働き続けることの危険性について詳しく解説をしています。
最近けっこうメンタルと体調しんどい。仕事もプライベートも必要最低限のことしかできない。やろうとする気持ちはあるのだけどどうしても頑張れない。不特定多数の人のいる場所に行くのが怖い。毎朝体がだるい。自分には価値がないと思ってしまう。
— 穏 (@rmulk3) November 11, 2019
怖い
職場に行くのが怖いしまたこんなこといってすぐ仕事やめるの?って親しい人に軽蔑されるのも怖い— せんか。 (@1o_clock424) November 8, 2019
仕事・会社が怖いと感じたまま働くとどうなるのか
仕事に行くことが怖いと感じたまま働き続けてしまうと、2つのデメリットがあります。
- キャリアアップできず、時間を浪費してしまう
- 精神的な病気にかかり、仕事を続けることが難しくなる
1つ目は貴重な時間を浪費してしまうリスクです。
会社で萎縮したまま仕事を続けた場合、100%の力を発揮することはまずできないでしょう。良い意見を思いついても恐怖心のせいでうまく伝えられませんし、上司からも「こいつの言うことだしな」と軽く見られてしまいます。
不安や恐怖を感じている会社よりも、あなたが伸び伸びと働く事ができる会社は絶対にあるはずです。
2つ目は、恐怖によるストレスから精神的な病気(精神疾患)にかかってしまうリスクです。
精神疾患になってしまうと酷い頭痛に襲われたり、めまいがしたり、手が震えてしまったりと仕事どころではなくなってしまいます。一度、精神疾患になると治療に多大な時間がかかることもあり、復帰が難しくなってしまうこともあります。
健康な状態のうちに、ストレスなく働く事ができる職場に移るべきでしょう。
実際に無理をしすぎてノイローゼになってしまった体験談も見つかっています。
4ヶ月仕事を休職してた同期が今日ついに辞めることになって。
そんな道もあるんだよねー。
その子は仕事が辛くてやめたわけだけど。そうだよね。
同期が仕事嫌でノイローゼみたいになってご飯食べれなくなって寝れなくなって仕事に行くのが怖くなった。って話を聞いてさー。— にし (@sd_NiSHi) January 29, 2016
きつすぎて今日人生初の仕事休んでしもうた、精神科にいきたくてもどこも満員?で空きがないから行けへんし1人でおる時間死にそう明日明後日行くのなんて無理すぎ怖い怯える🥺微熱続くし今朝から頭痛、体の疲労だるさとか仕事に対して億劫、辞めたいラインしたのに時期決定ってなんや〜
— Sayumi (@u_sayu3) November 8, 2019
仕事・会社への恐怖心を克服するための10ポイント
以下では恐怖を克服するための方法を10個、紹介しています。
考え方や意識の持ち方によっては、恐怖心が和らぐこともあるので、余裕があればチャレンジしてみてください。
ただし、パワハラやセクハラ、いじめは被害者の意識改善だけで解決できるものではありません。
自力で解決できない問題が恐怖の原因なのであれば、対策するだけ時間の無駄になってしまうのでまずは、改善の余地があるのかどうかを考えてみてください。
1.仕事で成果を出せるようにする
仕事の内容に対していつも叱られている方は、まずは仕事を完璧にこなれるように努力することができます。
上司から指摘を受けたポイントを徹底的に守り、自分でも積極的にスキルアップに励むことで少しづつですが成果は出るようになります。
仕事で成果を出すことができれば態度が急変することもあります。
しかし反対にあなたができるようになったことが気に食わず、あら探しをされたり不当な評価を受ける可能性もあります。
努力をしてみることが大切ですが、何をやっても無駄な相手には効果がないので反応を見て見切りを付けましょう。
2.人からの評価を気にしすぎない
人からの評価をあまり気にしすぎてはいけません。
評価を気にすることは決して悪いことではありませんが、他人の低評価に過剰になりすぎることで、自信をなくしてしまうと、ミスを繰り返すようになってしまいます。
また、上司1人の価値観に左右されすぎて、自分を見失ってしまうことは問題です。
他人の評価が自己像であると勘違いしてしまうと、自分で自分にブレーキをかけて、自分の本来のパフォーマンスを発揮できなくなります。
3.怒られないこと、嫌われないことを意識しない
一度恐怖心を抱いてしまった方は、怒られないように嫌われないようにビクビクと作業をしてしまう傾向があります。
結果的にコミュニケーションの数が減ったり、認識とはずれた成果物を作成してしまい、さらに怒られることになります。
負のサイクルに陥ってしまわないように、今の仕事のゴールを怒られないことに設定するのはやめましょう。
4.会社以外の集団とも関わるようにする
人間関係に悩み、会社に行くことが怖いと感じてしまう人は、会社の人間としか関わっていない傾向があります。
狭いコミュニティで生活をしていると、評価や見え方に過敏になってしまいます。
友達や家族など自分を認めてくれる集団とも交流をするべきでしょう。自分に好意を寄せてくれる人たちがいると心の奥でわかっているだけで、気持ちが楽になるでしょう。
会社に固着しすぎてしまっている人は、休暇を取るなど少し会社と距離を置いてみるのもいいかもしれません。
5.上司の怒り方、感情的な言葉は気にしない
上司の言われたことの内容は大切ですが罵倒されたことや、嫌味を言われたことは全く気にする必要がありません。
「◯◯することが一番効率がいいだろ」+「バカ」というセリフであれば、後半は気にしなくて大丈夫です。
ついでに吐き捨てられた「バカ」の方が気になって、会社に行くことが怖くなってしまう方が多いですが、これは上司の感情的な意見にすぎません。
気にしすぎても意味がないことなので、深く考えることはやめましょう。
6.相手の心境が理解すると許せることも
怖いと感じる上司や同僚の心境を考えることで、気持ちを落ち着かせることができます。
【理不尽上司の心境】
- ちょうどタイミング悪く、忙しい時期だった
- 自分も新人時代同じことをされて根に持っている
- 家庭でなにかトラブルがあった
- 仕事でミスをしたばかりで気が立っていた
- ストレスを抱えており、部下にしか発散できない
あなたを罵倒していい理由にはなりませんが、「はいはい、そういうことね!」「今機嫌悪かったのね笑!」と上司の感情を理解してあげることで多少気持ちが楽になります。
7.会社の社風を知る
世の中には、堅実的な運営を好む会社があれば、挑戦的な行動を好む会社もあります。
会社の雰囲気や所属する社員たちの雰囲気は、企業によって千差万別であり簡単に変えることはできません。
会社の方針と合わないという理由で上司から何度も怒られるのであれば、多少会社の考え方に歩み寄って仕事をしてみるのも良いでしょう。
雰囲気に溶け込むことで会社内で自分の居場所を見つけることもできます。
8.自分の仕事によって喜ぶ人がいることを知る
仕事に行くことが怖いと感じた人は、自分の仕事によって喜ぶ人たちがいることを再認識しましょう。
お客さんの満足度を高めることを目標に仕事をしていれば、自然と上司や同僚の意見の中から、目標に必要な部分だけをかい摘み、不要な部分を切り捨てるという思考をするようなります。
また、憂鬱な気分になったときも、誰かの役に立つ仕事をしているという気持ちがあれば少しは楽になるはずです。
9.思い切って相談してみる
少し勇気が必要ですが、思い切ってトラブルの渦中の人物と話し合ってみることも一つの手です。
すれ違いがあっただけで、実はすんなりと和解できるケースもあります。
また現状評価を得る事ができていないとしても、「やる気」や「意欲」を伝えることで接し方を変えてもらえることもあります。
10.逃げ道を確保する
「いつでも辞めれられる」と思っていれば、仕事にも気軽に行く事ができるでしょう。
逃げ道を確保する方法は簡単で「退職代行サービス」について頭に入れておくだけでOKです。
退職代行とはあなたに変わって退職の連絡をしてくれる代行サービスで、依頼者は会社と一切連絡取ることなく即日退職する事ができます。
利用料金の3万円を貯金しておくだけでもいつでも誰でもすぐに会社を辞めることができます。「限界が来たらすぐに辞めてやる」くらいの心持ちでもう少し頑張ってみるのもいいでしょう。
仕事・会社を辞めるときの適切な流れ
会社を辞める流れは以下の通りです。
会社を辞める一般的な流れ
- 会社を辞める理由を明確にし、言葉にできるようにする
- 時間を確保してもらった上、上司に相談をする
- 本人の希望と会社側の意見をすり合わせながら退職日を決める
- 退職届を提出する
- 決定した退職日までに引継ぎを実行する
- あいさつ回りを済ませる
- 周辺の片付ける、返却物・必要書類を提出
- 退職完了
- 必要書類を会社から郵送してもらう
1つ1つ難しいことはないのですが、上司によって強く引き止めをしてくることがあります。
「一身上の都合」や「家庭の理由」以上は語らず、退職する意思が変わらないことを毅然とした態度で伝える必要があります。
また、ブラック企業の場合は3ヶ月後など常識的ではない退職日を提案してくることがあります。
会社の都合も考えてあげることも大切ですが、民法上2週間以上先であればいつでも辞められる事ができると把握しておきましょう。いざというときは「民法」や「退職の自由」を口に出してしまってもいいでしょう。
これだけの作業をする自信がない方は、「退職代行サービス」を利用してみてください。
ちなみに退職代行をつかって会社を辞める流れは以下の通りです。
会社を辞める流れ 退職代行
- LINEで申込み(電話番号など必要な情報を共有する)
- 振り込み
- 退職完了の報告を受ける
たったのこれだけです。
必要書類や返却物は全て郵送で送るように話を進めてくれるので、指示に従っていれば大丈夫です。
利用したいと思った方は国内の退職代行業者を徹底比較している「退職代行サービスおすすめランキング!人気業者39社を徹底比較【いますぐ辞めたい方必見!】」を参考にしてください。
仕事で放置される | 社風が合わない |
仕事に行くのが怖い | 仕事のストレスが限界 |
精神的に仕事を休みたい | 仕事がどうでもいい |
仕事が続かない | 仕事がつらい |
仕事がつまらない | 仕事に行きたくない |
派遣をバックレたい | 正社員をバックレたい |
仕事への拒否反応 |