退職代行サービスは、誕生してからまだ間もないサービスのため、利用料金が定まっておらず、業者によってバラバラです。
また、料金のプランも業者によって異なり正社員やアルバイトなど雇用形態別に料金を分けている業者もあり、どのサービスを使うかによって、支払う金額に大きな差が生まれてしまいます。
退職代行プロでは、退職代行サービスの料金相場を算出するために「国内すべての退職代行サービス」の値段リサーチを行い、「アルバイト」と「正社員」で値段を分けて算出しています。
目次
退職代行の利用料金、値段の相場価格を解説!
調査の結果、退職代行サービスのアルバイトの平均利用料金は約26,000円、正社員は約32,000円であることがわかりました。
これらの金額よりも価格が低ければ「安い」と判断することができます。
サービス名 | 正社員利用料金 | アルバイト利用料金 |
---|---|---|
平均価格 | 32,277円 | 26,291円 |
サラバ(SARABA) | 27,000円 | 27,000円 |
ニコイチ | 27,000円 | 27,000円 |
EXIT(イグジット) | 50,000円 | 30,000円 |
辞めるんです | 30,000円 | 30,000円 |
コンシェルジュ | 49,800円 | 39,800円 |
Jobs(ジョブズ) | 29,800円 | 29,800円 |
退職のススメ | 25,000円 | 25,000円 |
退職代行リスタッフ | 29,800円 | 29,800円 |
退職代行センター | 30,000円 | 30,000円 |
退職代行のミカタ | 54,000円 | 43,200円 |
エスポワール | 30,000円 | 30,000円 |
カワルプラス(kawaru+) | 50,000円 | 19,800円 |
退職代行110 | 50,000円 | 50,000円 |
退職代行アンジュ | 30,000円 | 30,000円 |
ChangeLife | 40,000円 | 35,000円 |
RETIRE(リタイア) | 43,200円 | 21,600円 |
マーディ(MAADY) | 40,000円 | 13,000円 |
GIVE UP(旧:NEXT) | 30,000円 | 30,000円 |
BPH退職代行 | 19,800円 | 19,800円 |
オフィスエイジア | 35,000円 | 20,000円 |
退職代行.com | 19,800円 | 19,800円 |
ネクストステージ(NEXT STAGE) | 35,000円 | 35,000円 |
退職支援アシスタント | 49,800円 | 19,800円 |
弁護士退職代行.com | 29,800円 | 29,800円 |
ヤメヨッカ | 50,000円 | 30,000円 |
ヤメルノミカタ | 20,000円 | 18,000円 |
退職代行リセット | 50,000円 | 30,000円 |
退職代行YAMETOKI | 40,000円 | 20,000円 |
退職代行辞めサポ | 24,800円 | 24,800円 |
プラスサービス | 19,800円 | 19,800円 |
あおぞらユニオン | 55,000円 | 45,000円 |
ADVAN | 15,000円 | 15,000円 |
ヤメトク | 09,800円 | 09,800円 |
わたしNEXT | 39,800円 | 29,800円 |
退職代行スイッチ | 19,800円 | 12,000円 |
生活支援110 | 14,800円 | 14,800円 |
さくら退職代行サービス | 29,800円 | 29,800円 |
脱出24 | 29,800円 | 29,800円 |
キャリアサンライズ | 15,000円 | 15,000円 |
円満退職ドットコム | 54,000円 | 54,000円 |
格安退職代行.com | 04,980円 | 04,980円 |
ピンチヒッター | 25,000円 | 25,000円 |
ワンバイ | 10,000円 | 10,000円 |
男の退職代行 | 29,800円 | 19,800円 |
退職代行シンプル | 19,500円 | 19,500円 |
アルバイトの方の利用料金は一番安くて4,980円、高くて54,000円です。
正社員の方の利用料金は最低金額はアルバイトと同じ4,980円ですが、最高金額は55,000円でした。
後述で詳しくお伝えしますが、安すぎる業者というのはあまりおすすめをしていません。原状、1万円を切る業者で口コミ評判の良い業者がないためです。
相場価格を意識することも大切ですが、信頼性も忘れずに考慮しましょう。
fa-link関連リンク一番値段が安い退職代行サービスはどこ?コスパ重視の方必見の6選!
退職代行の料金相場の推移
退職代行サービスが話題となった2018年から当サイトを運営しておりますが、初期に比べて値段がだいぶ減少しています。
当初は50,000円を超えるサービスが多数あり、相場価格や約4万円でした。
しかし、「ニコイチ」や「SARABA」などの人気業者が先陣を切って30,000円以下に値下げをしたことで、大きな価格変動が起きました。その結果、退職代行の相場価格は現在の約3万円という金額感に落ち着きました。
ここから更に値段が減少する可能性は限りなく低いでしょう。「まだ値下がるかもしれないから待つべきなのか?」という心配は不要です。
弁護士事務所による退職代行の相場価格
「弁護士事務所」が提供する退職代行サービスは全く料金設定が異なるため、一般業者とは切り分けて解説します。
弁護士による、退職代行サービスの平均利用料金はアルバイトで約42,000円、正社員で約50,000円です。
弁護士名 | 正社員料金 | アルバイト料金 |
---|---|---|
相場価格 | 50,512円 | 42,124円 |
汐留パートナーズ | 54,000円 | 54,000円 |
ウラノス法律事務所 | 54,000円 | 43,200円 |
川越みずほ法律会計 | 54,000円 | 30,000円 |
小澤亜季子氏、十時麻衣子氏 | 65,000円 | 65,000円 |
ITJ法律事務所 | 19,900円 | 19,900円 |
スピード退職com | 60,000円 | 50,000円 |
中野駅前法律事務所 | 54,000円 | 32,400円 |
フォーゲル法律事務所 | 33,000円 | 33,000円 |
reターン退職 | 50,000円 | 50,000円 |
弁護士法人やなぎだ | 50,000円 | 50,000円 |
若井綜合法律事務所 | 50,000円 | 30,000円 |
天水綜合法律事務所 | 50,000円 | 40,000円 |
古川・片田総合法律事務所 | 50,000円 | 50,000円 |
清水法律事務所 | 50,000円 | 40,000円 |
菅崎行政書士事務所 | 64,800円 | 48,600円 |
梅田パートナーズ | 50,000円 | 30,000円 |
ベリーベスト法律事務所 | 50,000円 | 50,000円 |
2万円や3万円の均一料金に設定している事務所もありますが、まだまだ一般業者に比べると弁護士事務所の方が料金は高い傾向にあります。また、利用する途中でオプション料金が発生して、予想以上のお金がかかってしまうこともあるようです。
退職代行サービスの料金、値段に対する反応
退職代行サービスの利用料金に対するネットの反応は賛否両論で「3万円で今の仕事から開放されるなら安い」という方がいれば「退職に何万円も払うわけにはいかない」という方も見られました。
利用料金が安いか高いかは人によって受け取り方が異なり、その人の置かれている状況によって大きく見え方が左右するようです。
誰とも話したくないくらいに追い込まれた人からすると、3万円で辞められるのであれば安いものなのでしょう。
退職代行の利用料金、値段に関する2つの注意点
退職代行業者「表示料金の安さ」だけで選んでしまうと、以下2つにポイントで失敗してしまう可能性がありあます。
値段だけで業者を選ぶと
- オプション料金:基本料金以外に思わぬオプション料金がかかってしまう
- 退職の失敗:サービスの質が悪く、退職に失敗してしまう
①基本料金以外のオプション料に注意
退職代行会社の中には「基本料金」と「オプション料金」を分けている業者もあるので、申込みをする前に料金システムを良く確認する必要があります。
例えば、退職代行業者リタイアの正社員の基本料金は30,000円(システム利用料金の20000円+連絡作業料金の10,000円)です。
項目(基本料金) | 料金 |
---|---|
システム利用料金 | 20,000~40,000円(税抜)*雇用形態や勤務期間などで変動します。 |
連絡作業料金15日分 | 10,000円(税抜) |
しかし「深夜対応のオプション」を付けてしまうと料金は50,000円になってしまいます。下記に基本料金とオプション料金のテーブルを掲載しています。
また、退職交渉が長引いたり文章連絡を依頼した場合は、さらに追加料金が発生し料金が高くなってしまいます。
項目(オプション料金) | 料金 |
---|---|
連絡作業料金+15日 | 10,000円(税抜) |
深夜連絡対応料金 | 20,000円(税抜) |
文書連絡料金 | 文書連絡発送1通につき5,000円(税抜) |
記録文書作成料 | 30,000円(税抜) |
オプションを希望しない方にとってはリタイアは格安の業者ですが、オプションをたくさん付けたい方は一律の料金でサービスを提供している業者を利用した方が最終的にお得な金額になります。
オプションを正確に計算することは面倒なので、一律料金の業者を選ぶのがおすすめです。
オプションなどの追加料金を一切取らない業者の一律料金には5つのサービスが含まれていることが一般的です。
一般的に一律料金に含まれるサービス
- 退職代行:会社に退職の意図を連絡してもらうサービス
- 連絡作業:無期限で相談、打ち合わせしてもらうサービス
- 深夜対応:営業時間を過ぎた時間帯に対応してもらうサービス
- 休日対応:土日祝日に対応してもらうサービス
- 即日対応:申込みしてから24時間以内に対応してもらうサービス
反対に「記録文章オプション」など、以下の5つサービスは一律料金の中には含まれておらず、オプションとして用意している業者を利用するしかサービスを受ける方法がありません。
一般的に一律料金に含まれないサービス
- 文書連絡:文章、手紙を使って退職の連絡をしてもらうサービス
- 対面連絡:会社に行って退職の意思を伝えてもらうサービス
- 記録文章作成:やり取りの内容を書面に残してもらうサービス
- 電話録音:やり取りの内容を音声データに残してもらうサービス
- 打ち合わせ(対面):直接合って打ち合わせするサービス
②安すぎる利用料金に注意
本記事では、退職代行業者の利用料金を中心に解説をしてきましたが、退職代行会社を評価する項目には「料金」の他にも「実績」や「対応スピード」、「専門性」、「利便性」の4つがあります。
- 利用料金:料金の低さ
- 実績:今までの実績数や成功率
- 対応速度/時間:即日対応してくれるのかどうか、深夜まで対応しているか
- 専門性:顧問弁護士、顧問行政書士を雇っているのか
- 利便性:連絡方法や代行しているサービスの範囲
退職代行を初めて利用する方は料金に注目してしまう傾向がありますが、安さだけを求めて退職に失敗するケースは実際に起きています。
先日、他の退職代行業者に依頼をして失敗をしたので代わりに代行して欲しいというお客様からの依頼がありました。依頼の経緯を聞いてみると、その業者さんとはLINEだけでやりとりをされていたそうで、打合せもLINEで少しだけだったそうです。
そして実際やってもらったことと言えばなんと『退職代行業者ですが、本人さんが体調がわるいので辞めたいと言っていますので退職させてください。退職に関する書類は郵送でお願いします。』と電話をしたそうで、電話を受けた会社は『退職代行業者ですか?事情はわかりましたけど、どちらにしても本人さんから電話してもらわないと無理です』と言ったそうです。
それ以上、どうすることもできなかった業者さんは「本人さんから電話がないと退職手続きは進めることができませんと言ってますので自分で会社に電話できますか?」と伝えたそうです。
正直、1万円を切る業者の中にはあまり有名な業者はいません。
安全面も考慮するのであれば20,000円〜30,000円の業者を選ぶことをおすすめします。
退職代行でよくある質問をQ&A形式でまとめています。疑問をお持ちの方はぜひ参考にして下さい。
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