最近の企業はどこも人手不足です。中小企業に対するアンケートでは約7割の企業が「人手不足」と回答をしている程です。
そのため、1人あたりの仕事量が増えていると言われています。頑張りたい気持ちも大切ですが、仕事量が多すぎてパンクしてしまっては大変です。この本記事を参考に仕事との向き合い方を見直してみてください。
仕事を抱えすぎてパンクしやすい人の6つの特徴
まずは、仕事を抱えすぎてパンクしそうになる人の特徴を解説しています。
記事後半の対策方法を読む前に自分がどのタイプに当てはまってるかを確認しましょう。
1.他人に仕事を任せられない人
仕事が溜まってしまいパンクする人の一番の特徴は、人に任せることができないことです。
本来であれば、自分の手が回らない場合に人に同僚や上司、部下の手を借りるころが一般的です。しかし働く人の中には、「皆だって忙しいのに頼めない」、「嫌われたらどうしよう」、「迷惑がられるかも」と弱気になってしまう方がいます。
上司にお願いができないというケースだけでなく、部下に遠慮してしまうケースもよくあることです。
2.仕事を断われない人
頼まれごとにを何でも引き受けてしまう方は、どの職場にもいます。
断れない性格の人もいれば、評価(人間関係)を重視して無理をする人もいるでしょう。
どちらにせよ、「あの人は仕事を断らない」という印象がついてしまうと、雑用などの余計な仕事まで頼まれてしまい本来の業務がどんどん遅れてしまいます。
結果的に自分ではどうすることもできず、いずれパンクしてしまうでしょう。
3.自分でやるほうが良いと思っている人
簡単な仕事は他人に振ることはできても、重要な仕事は自分でやった方が効率的、完成度が高いと考える方は多くいます。とくに上司に多い問題です。
このような方は、完璧主義であることが多い傾向があります。
部下に仕事を任せる以上、自分よりも劣る箇所が出てしまうことは仕方がないことです。本来、時間をかけて直しやアドバイスをするのですが、自分でやってしまった方が手っ取り早く仕事が片付きます。
毎回毎回、その場の効率性だけを重視して育成をめんどくさがってしまうと、常に自分が忙しい状態が続いてしまいます。いずれパンクしてしまうことは目に見えています。
4.残業する空気に飲まれてしまう人
先輩や上司を残して先に上ることはマナー違反という風潮があります。
上司がマナー違反を指摘してくるケースもあれば、本人が気まずくて自主的に残業するケースもあります。
自分としては今日の仕事が切りが良いところまで進んでいたのに、仕方なく新しい仕事に手をつけ始めることもあるでしょう。
職場全体に残業をする空気ができてしまうと、もちろん一人当たりの仕事量は増えてしまいます。
5.今日中に完璧に対応しようとする人
「頼まれた仕事は全部、今日こなす」そんな風に考える人も仕事を貯めてしまうタイプの人間です。
仕事を完璧に対応しようとするタイプの人には2種類の性格があります。
1つ目が優先順位をつけることができない性格です。とくにクライアント(お客さん)に対する仕事となると、優しさで何でもかんでもやって上げようとしてしまう人が多くいます。
真面目で仕事に対しても熱意があるタイプなのですが、上手にこなしているとは言えません。
2つ目がスケジュールの確認ができない性格です。このタイプの人は「なるべく早めでお願い」などと言われると、その場でスケジュールをすり合わせずに、絶対に今日中に終わらせなくてはいけないと思い込んでしまいます。
6.仕事をしていないと安心できない人
仕事ができる人は力の入れどころ、抜きどころをよく理解しています。しかし、人によっては常に忙しく、全力を出していないと安心できないと感じる方もいます。
このようなタイプの人は、成果を出すことではなく仕事をすることに価値があると思いこんでいる傾向があります。
そして、仕事が軽くなると不安な気持ちになり過剰に手が空いているアピールをして、どんどん仕事を仕事を溜め込んでしまいます。
仕事の量が多すぎてパンクしそうになったときの5つの対処法
1.自分を大きく見せすぎない
自分の能力や、やる気の過剰なアピールはしすぎない方が良いでしょう。
やる気があることは大切ですが、あまり自分の実力を過信しすぎると、対処できないほどの仕事を抱えてしまうことがあります。
自分から強気にアピールをして得た仕事が貯まってしまった場合、助けを求めづらいものです。
そのため、自分を大きく見せることにあまり固着しすぎないことも大切です。
2.仕事を断る、限界であることを伝える
ときには仕事を断ることも重要です。
もちろん、振られた仕事を断るときはいきなり断るのではなく、引き受けられない理由をきっちり説明する必要があります。
今、自分がやっていることの重要性や期限、仕事量を説明し、自分のキャパシティ的にこれ以上仕事をもらうことは無理であると伝えましょう。きちんと説明をすれば、無理な仕事を引き受けてしまうことはなくなります。
上司は、「できないときには、できないと言ってくれるだろう」という認識で仕事を頼んでいるということを念頭に置きましょう。
3.他者に協力を依頼する
よほど、ブラックな会社ではない限り、職場内には声をかければ手伝ってくれる人はいるはずです。
問題は、一言協力を依頼することができるのかだけなのです。
パンクしそうになった、その瞬間に頼るのではなく日頃からコミュニケーションを取っておくことで、困った時に依頼しやすくなります。
クオリティを気にして他人に頼ることができていない人は、本当に完璧にこなさなくてはいけない仕事なのかを確認してみると良いでしょう。部下に任せてしまうと完成度が落ちる可能性もありますが、他人にまかせて自分は別のことをした方が、効率的であることもあるはずです。
4.スキルアップ、効率化する
仕事が溜まるという局面になった時には、まずは自分の仕事のこなし方を見直してみるべきでしょう。
- まずは、作業に無駄がないかを確かめる
- 効率化の方法を人に質問する
- 自分で仕事をしながらコツを探る
- 作業のマニュアルを作る
ブラック企業でもない限り、一般的にできると判斷した内容の仕事しか上司はあなたに振らないはずです。
進め方を上司に少し確認をするだけで、時間を使いすぎている業務が見つかり効率化できるかもしれません。自分を疑うことから始めましょう。
それでも、時間が足りない場合は細かいスキルアップや慣れが必要になります。
絶対とは言いませんが、スキルアップのためには、業務時間だけではなく自分の時間を使って勉強してみることも大切です。
5.仕事の期限やクオリティの相談をする
周囲に協力を仰いてでも、効率化の方法を相談しても解決できなかった場合は、上司に期限やクオリティの調整を依頼するべきです。
「急ぎ」と言われていた仕事であったとしても、しっかりと状況を説明すれば意外と調整してくれることもあります。
また、「時間がなくてできない、クオリティを落とさないとできない」と相談した結果、効率化のポイントを上司がビシッとアドバイスしてくれるかもしれせん。
対策しても仕事が減らない時の最終手段
上記の対策をしても仕事が多すぎる状況が改善されない場合、上司の裁量が間違っている可能性が高いです。
社内の相談窓口を利用する
会社によって部署が設けられているかどうかは様々ですが、自社に社員用の相談窓口がある場合は、一度仕事の相談をしてみると良いでしょう。
上司との話し合いで解決ができることが一番好ましいのですが、聞く耳を持ってもらえない場合は恥ずかしがらず頼れるものは頼ってみましょう!
相談窓口の担当から話が回ってくれば、聞く耳を持ってくれなかった上司もすぐに動き出してくれるかもしれません。
社外の機関を利用する
社内に相談窓口がない方や、社内だけでは解決ができなかった方は、公的機関を利用することをおすすめします。
仕事量に関する相談は「労働基準監督署 総合労働相談コーナー」で対応してもらえます。
公的機関をおすすめすると、「そんなにオオゴトにしたくない」と感じる方が多いと思いますが、労働基準監督署は簡単な相談からでも受け付けています。また、誰から要望があったのかは匿名で会社に指導をしてくれるので、あなたが心配しているような事態にはなりません。
オーバーワークを我慢し続けて、病気になり働けない状況になってしまうかもしれません。本当に辛いと感じるのであれば、迷わず利用してみてください。
思い切って会社を辞める
公的機関を使ってまで今の会社に居続けたいと思わないのであれば、退職をすることも一つの手です。
正直、膨大な仕事量に悩まされたブラック企業に愛着を持つことは困難です。
今の時代、転職の敷居も低くなっているので仕事を辞めることに躊躇する必要はあまりありません。
ホワイトな企業は山程あるので、自分がもう辞めていいと納得しているのであれば、転職をすることをおすすめします。
退職代行業者を利用する
一人に膨大な仕事を振る会社は総じて、人員不足である傾向があります。人員不足の会社は、あの手この手で退職を阻止しようとしてきます。どうしても自力で退職できない場合は、退職代行業者を利用すると良いでしょう。
例えば、「そこまで考えているとは知らなかった、仕事を減らすから辞めないでほしい」といった感じです。
その場しのぎのために口からでまかせを言っているのがバレバレなので、あまり聞く耳を持つ必要はありません。
ただし、どんなに断ってもしつこく引き止めをしてくる上司は多数います。退職代行業者に依頼すれば、あなたは会社と一切連絡を取ることなく、スムーズに退職できることを覚えておいてください。
人気の業者が気になる方は、国内の業者を徹底比較した「退職代行サービスおすすめランキング!人気業者36社を徹底比較【いますぐ辞めたい方必見!】」を参考にしてください。
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